たるみの原因と予防・改善方法を解説!おすすめの対策アイテムも紹介[DHC美容相談室監修] | 化粧品のDHC
たるみの原因と予防・改善方法を解説!おすすめの対策アイテムも紹介[DHC美容相談室監修]
DHC美容相談室監修。たるみが起こる原因と対策のほか、たるみでお悩みの方に向けたスキンケアをご紹介します。ほうれい線や目元、口元のシワが気になるなど、たるみにお悩みの方向けの情報を掲載しています。加齢だけではないたるみの原因を正しく理解して、いきいきと健やかな肌を目指しましょう。
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何気なく目にした数年前の自分の写真。今と随分印象が違って驚いたことはありませんか?
目の下の膨らみや頬の下垂。昔はなかったはずの二重あご……。たるみは気づかないうちに静かに進行しているのです。
肌の弾力は、真皮に張り巡らされたコラーゲン繊維をエラスチンが束ねることで保たれています。この“ネット”が力強く保たれていれば、ハリのある状態といえます。加齢に伴ってコラーゲンやエラスチンが減少すると“ネット”の力は弱まり、たるみが生じてしまうのです。
しかし、たるみの原因は加齢だけではありません。
たるみでお悩みの方は、この記事がお悩みを軽くするヒントになるかもしれません。どうぞ最後までお付き合いください。
たるみとは?
さまざまな原因で、皮膚が垂れ下がって起こるたるみ。
たるんだ肌は、疲れて見えたり、老けた印象を与えることがあります。顔全体がぼんやりとし、輪郭が曖昧になることで、若々しさや元気な印象が遠のいてしまうことも。また、表情が沈んで見えることで、不機嫌で暗い印象を持たれたりしがちです。
たるみのお悩みを深めてしまわないためにも、正しいケアの知識を身につけましょう。
このページでは以下の項目を掲載しています。
・たるみが起こりやすいパーツ
・たるみが起こる原因
・たるみの対策方法
順番にご説明いたします。
たるみが起こりやすいパーツ
たるみの有無は顔の印象を大きく左右します。たとえば、映画やドラマなどでお年寄りを演じる役者さんには、特殊メークでたるみやシワをほどこすことがあります。肌の質感やたるみが加齢を感じさせる要因といえそうです。
たるみはどこに起きやすく、どんな印象を与えるのでしょうか。パーツごとに説明します。
1)頬・口元
2)目元・目尻・目の下
3)額
4)顎下・首(フェースライン)

頬・口元
顔のパーツの中でも皮膚が厚く、範囲が広いことで重力の影響を受けやすいパーツです。
ほうれい線(小鼻の横から口角に向かって伸びる線状のシワ)が深まり、マリオネットライン(口角から顎に向かってできる縦の線状のシワ)が現れます。
ボリュームが少なくなった頬は、下方へ落ちるようにたるみます。そのせいで顔全体が四角くなったと感じる方もいるかもしれません。口角が下がると無表情に見えたり怒っているように見えたりすることもあります。
目元・目尻・目の下
特に皮膚が薄く皮脂腺も少ないため乾燥しやすく、表情による動きも多いため疲れや年齢感が出やすいパーツといえます。
加齢などの影響により、上まぶたの重みで目が小さく見えたり、二重が狭くなったりすることも。
目の下のふくらみ(目袋)のボリュームが大きくなると薄暗い影ができ、クマが目立って疲れた印象を与えるでしょう。
ゴルゴライン(目頭あたりから頬の中央部に斜めにできるライン)が深くなる人もいます。
額
表情の動きが多く皮膚への負担が大きいパーツで、額やこめかみに凹凸が目立つと老けた印象を与えやすくなります。特に、額の丸みが失われることで、若々しさや柔らかい印象が薄れがちです。
また、肌の柔軟性が失われることで額にシワができやすくなったり、眉や上まぶたの下垂が進行したりして、目が小さくなったように感じることもあるでしょう。
顎下・首(フェースライン)
脂肪が蓄積されやすく、筋肉の衰えが目立ちやすいため加齢による変化が顕著に表れやすいパーツです。
体重はあまり変わらないのに、二重あごが形成されることがあります。フェースラインがぼやけた印象になるのも特徴です。
首の縦ジワは老いを感じさせやすいともいわれています。
たるみが起こる原因
たるみの原因は加齢だけではありません。日々の取り組みによっては、たるみが起こる時期を遅らせられるということです。
ここでは、たるみが起こる原因を詳しくみていきましょう。原因を早めに認知することが予防への第一歩です!
1)加齢による変化
2)紫外線ダメージ
3)肌の乾燥
4)生活習慣の変化
上記を順番に解説します。
加齢による変化
加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少は、たるみの最大の原因といえます。
コラーゲンやエラスチンを作り出しているのは線維芽細胞。若いうちは線維芽細胞の働きも活発で、肌内部でコラーゲンやエラスチンを順調に生み出します。それらが繋がってできた力強い“ネット”のおかげで肌の弾力が保たれるのです。
加齢によって、線維芽細胞の働きが鈍くなると“ネット”の力も弱まり、たるみが起こります。
表情筋の衰えによって支えきれなくなった皮膚もまた、重力に負けてたるんでしまいます。
さらに、加齢とともに起こりやすくなる血行不良も要因のひとつ。肌細胞への酸素や栄養が十分に行き届かず、たるみに繋がってしまいます。
紫外線ダメージ
紫外線の影響も大きいと言わざるを得ません。
紫外線A波は波長が長く、肌の奥にある真皮層にまで到達します。真皮に届いたUVAは細胞内で活性酸素と呼ばれる不安定な分子を大量に発生させ、コラーゲンやエラスチンなどの“ネット”を攻撃し破壊します。
この“ネット”は本来、肌に弾力を与え若々しい肌に保つ機能がありますが、活性酸素によるダメージが繰り返されるとこのネットの繊維が切断されます。その結果、肌を支える構造が徐々に崩壊。肌は弾力を失い、たるみやシワが表面に現れるのです。
肌の乾燥
肌が乾燥すると角層の水分が失われ、バリア機能が低下して水分保持力が弱まり外的刺激などを受けやすくなります。その結果、真皮層のコラーゲンやエラスチンが損傷し、ヒアルロン酸の生成量も減少します。このダメージが蓄積されると肌の弾力が失われてたるみが生じます。
さらに乾燥によって肌表面のキメが乱れることでしぼんだような印象になってしまうことも。うるおいを溜め込めない肌がさらなるたるみを招いてしまうのです。
生活習慣の変化
間違ったケアで加速しかねないたるみのお悩み。実はスキンケアに気を配るだけでは十分な対策とはいえません。規則正しい生活を心がけて日ごろからバランスを整える意識を持つことが重要です。
昔に比べると柔らかい食べ物が増えて、食事のときの咀嚼回数が減っていることもフェースラインのたるみを助長させています。
さらに近年はマスク生活や在宅勤務の影響で、無表情でいる時間が増えたともいわれます。無意識に顔の力を抜いた状態が続くこともまた、たるみの原因といえます。
たるみの対策方法
一度たるんでしまうと元の状態に戻すのは簡単なことではありません。たるみの兆候に気づいたら早めのケアが鉄則です。
ここでは、たるみでお悩みの方にお試しいただきたいケアをご紹介します。
1)エイジングケア※をサポートする成分が配合されており、さらに保湿力の高い化粧品を選ぶ
2)マッサージや表情筋エクササイズを取り入れる
3)紫外線から肌を守る
4)バランスの良い食事を心がける
上記の4点を順番に解説します。
※ 年齢に応じたケア
エイジングケア※をサポートする成分が配合された、
保湿力の高い化粧品を選びましょう。
\ エイジングケア※をサポートする成分の一例 /
♦レチノール
肌に弾力やハリをもたらす。ゴワつきやキメの乱れをケアし、肌表面をなめらかに整える。
♦コラーゲン
肌の弾力には必要不可欠な美容成分。うるおいに満ちたハリのある肌に整える。
♦ヒアルロン酸
水分をたっぷり抱え込み、うるおいの膜を作り乾燥から肌を守る。
※ 年齢に応じたケア
マッサージや表情筋エクササイズを取り入れる
毎日のケアにマッサージを取り入れて、血液やリンパの流れをよくしてハリのある肌に整えましょう。顔だけでなく頭皮や耳のマッサージも効果的です。
さらに、顔の土台となる筋肉を鍛える表情筋エクササイズもプラスしても◎。皮膚や脂肪を支える力を高め、引き締まった顔立ち+表情も明るく見えるようになります。
マッサージを行う際は、クリームなどをたっぷり使って行いましょう。
肌に何もつけずにマッサージを行うと、摩擦が生じ皮膚への負担になりますので指すべりをよくするために、たっぷりの量で行いましょう。
\ マッサージ手順 /
洗顔後、適量を両手のひらになじませて、顔全体とデコルテに広げ、@-Gのマッサージを両手で左右対称に数回ずつ、3セット繰り返します。
指先は、すべらせた部分やプッシュした部分が心地よいと感じる程度に力を加減し、ゆっくりしたスピードでおこないましょう。
※途中指のすべりが悪くなったらクリームを足してください。
@額からこめかみ
中指と薬指で、額のシワをのばすようにらせんを描きながらこめかみまですべらせ、最後にこめかみをプッシュします。
A眉の上と下まぶた
中指と薬指で、眉の上を軽くすべらせた後、下まぶたを軽くこめかみまですべらせ、最後にこめかみをプッシュします。
B眉間から鼻先
中指と薬指で、両手交互に眉間から鼻先まですべりおろします。
C小鼻の横
中指と薬指で、小鼻の横を上下にすべらせます。
Dくちびるの上側・下側
中指と薬指で、くちびるの上側は、くちびるに沿って口角まですべらせ、くちびるの下側は、口角を持ち上げるようにすべらせます。
E頬全体
手のひら全体を使って、頬を持ち上げるように、顎からこめかみのあたりまで大きく円を描きます。
F顎の先から耳の下
親指以外の四指で、顎の先から耳下腺に向かって、持ち上げるように指をすべらせ、最後に耳下腺をプッシュします。
G首すじから鎖骨
左側は右手で、右側は左手でおこないます。親指以外の四指を使って、首すじに小さな円を描きながら、鎖骨の下まですべりおろし、鎖骨の下側に沿って、円を描きながら肩まですべらせます。
紫外線から肌を守る
年間を通して日やけ止めを使用して紫外線から肌を守りましょう。曇りや雨でも紫外線は降り注いでいるので毎日の使用を推奨します。帽子や日傘などの小物も紫外線予防に役立ちます。
日中に汗や化粧崩れで日やけ止めが流れたらすぐに塗り直しを。日やけ止めの効果を保つためにも2〜3時間おきの塗り直しがおすすめです。化粧直しのタイミングでのUV対策も忘れずに。UV効果のあるパウダーも便利に使えます。
外に出ない日も要注意。波長が長い紫外線A波は窓ガラスをすり抜けて室内に入ってくるので、室内でも日やけ止めを使用してください。
バランスの良い食事を心がける
食事に積極的に取り入れたい栄養素は、抗酸化力に優れたビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど。うなぎやパプリカ、アーモンドなど豊富に含まれます。食事で補うことが難しいと感じたら、サプリメントを活用してもよいですね。
食べ物から摂取した糖がエネルギーとして使い切れずに余ると糖化の原因になり、タンパク質の弾力を奪ってしまいます。糖質の多い食べ物や飲み物の過剰な摂取は避けましょう。
たるみに効果的なアイテム
年齢に応じたケアができる美容液成分を含むアイテムを選びましょう。保湿力の高いアイテムで肌を乾かさないことも重要です。
目尻やほうれい線など、年齢による影響が現れやすいパーツは集中ケアをプラス。丁寧なケアを積み重ねましょう。
スキンケア同様に、たるみの原因となる紫外線ダメージから肌を守る日やけ止めも保湿成分配合のものを。
マッサージを取り入れるなら、指滑りが良くなめらかなマッサージ専用クリームを使ってください。
DHCスーパーコラーゲン スプリーム
※2025年4月現在
肌吸収※1にこだわった、DHCの独自成分「DHCスーパーコラーゲン※2」をDHC史上最高濃度294倍※3で配合した、さらりとしたテクスチャーのみずみずしい美容液です。
これまでのコラーゲン※4を凌ぐ浸透力で角層のなかへ入り込み、優れた保湿力を発揮する、最高濃度※5の「DHCスーパーコラーゲン※2」に、ビタミンC誘導体※6※7やマイタケ子実体エキス※7をプラスしました。
肌にすばやくなじみ、角層のうるおいをサポートし、塗布後の肌を濃密なうるおいで満たします。
無香料・無着色・パラベンフリー 天然成分配合。
* ペプチド単位として最小のコラーゲンペプチド(ジペプチド-8)
※1 角層へ浸透すること ※2 ジペプチド-8/保湿成分 ※3 当社比 ※4 コラーゲンペプチド(加水分解コラーゲン) ※5 DHC史上 ※6 リン酸アスコルビルMg ※7 保湿成分
DHCレチノAエッセンス
※2025年4月現在
刻々と変化する大人の肌をケアする「レチノール(ビタミンA誘導体)※1配合美容液」に、オリーブ果実由来の希少なオイル「フロール・デ・アセイテ(バージンオイルの精華※2」を配合した年齢肌対策※3エッセンス。
多角的なケアで、乾燥による小ジワを目立たなくし※4、肌にふっくらとしたハリとうるおいをもたらします。
顔全体へはもちろん、エイジングサイン※5が出やすく皮膚が薄いデリケートなパーツへのポイント使いもOK!ゴワつきやキメを整え、やわらかな肌へとアプローチします。
無香料・無着色・パラベンフリー 天然成分配合
パッチテスト・アレルギーテスト済み
※1 パルミチン酸レチノール/整肌成分 ※2 保湿成分 ※3 年齢に応じたケア ※4 効能評価試験済み ※5 うるおい・ハリ不足のこと
DHCパーフェクト UV トーンアップエッセンス(日やけ止め美容液)
※2025年4月現在
『DHCパーフェクト UVトーンアップ エッセンス』は紫外線ダメージが気になる大人肌のために開発された、なめらかなエッセンスタイプの日やけ止めです。
やさしいピンクカラーが血色感を与えて、くすみがちな日中の肌を自然に明るくトーンアップ※1してくれます。さらに美容保湿成分配合で、みずみずしさを保ちながら肌を整え、日やけによるシミ・そばかすを防ぎながら、うるおいのあるハリつや肌に導きます。
日やけ止めを塗っているだけなのに、紫外線や乾燥ダメージから肌を守り、いつもより透明感のある印象を与えてくれるので、化粧下地としてもおすすめです。首やデコルテ、腕や足など全身にも使えます。
無香料・パラベンフリー・アルコールフリー・鉱物油不使用 天然成分配合。
パッチテスト・アレルギーテスト済み*
*すべての方にアレルギーが起こらないということではありません。
※1 メークアップ効果による
DHC GEマッサージクリーム
※2025年4月現在
『DHC GEマッサージクリーム』は、高純度の水溶性有機ゲルマニウム※1をはじめ、ヒアルロン酸といった美容保湿成分、シアバターといった天然・植物由来成分を配合。マッサージしやすく、なめらかにのびるリッチなテクスチャーで、美容液成分を角層まで浸透させます。
さらに、マッサージによってコリかたまった肌をやさしくほぐします。継続してマッサージをおこなうことで、キュッと引き締まったフェースライン、キメの整ったふっくら肌に。毎日のスキンケアの前にお使いください。
無香料・無着色・パラベンフリー・天然成分配合。
●パッチテスト、アレルギーテスト済み※2
※1 保湿成分 ※2 すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起きないというわけではありません。
たるみに対応した正しいスキンケアをはじめましょう
紫外線が降り注ぎ、重力のある地球に住んでいる私達にとって、たるみは避けがたきもの。しかし、等しく与えられる環境が原因のひとつなら、お手入れや意識の差がお肌の状態に現れやすいはず。
このページでたるみの原因を正しく理解したら、できる対策をすぐに始めてみませんか。新しいケアを取り入れてお肌の変化を愉しんだり、紫外線予防への意識を高めたり、今夜からマッサージを取り入れてみたり……。
数年前の写真に落ち込むことはありません! たるみの兆候に気づけたなら、早めに対策が取れるというもの。さあ、前向きに取り組みましょう!
監修:DHC美容相談室
DHC美容相談室では、化粧品の使用方法やスキンケア・メークアップに関するお問い合わせを承っております。DHC製品を知り尽くしたプロフェッショナルによるアドバイスを無料でご提供します。
DHCの化粧品は、「肌質」「年代」を問わずに使えることをコンセプトに開発されています。基本的には肌の負担になる強い成分は使われていませんが、安全性が十分に確認されたものであっても、季節やその時のお肌状態などによって、合わない場合があるのが化粧品です。
様々なお肌悩みに合わせて化粧品を多数ラインナップしておりますので、製品について不安や疑問がございましたら、DHC美容相談室にぜひお電話ください。